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オープンマリッジを勝ち取るまでのロードマップ②奥さんとの交渉

セックスレスで悩むあなた、こんばんは。今日もレスに耐えた自分をほめてあげてください。

この記事はオープンマリッジを勝ち取るまでのロードマップ①の続きです。
未読の方は①を先にお読みください。→https://another-life.info/open-marriage-get1/

今回は最大の難関、オープンマリッジを奥さんに認めてもらうためにどのような交渉をすればよいかを紹介します。

あなたと奥さんの関係やパワーバランスによって、交渉のスタイルは千差万別だと思います。

パターン別に交渉方法を複数紹介しますので、ご自分が取り組みやすいと思うものでチャレンジしてみてください。

目次

自分の行いを自信を持って語れるようにする。

まずはセックスレスに対しての自分の想い、そしてオープンマリッジについての考えを頭の中でしっかり整理しましょう。

今からあなたが奥さんに提案する「オープンマリッジ」とは、一般の人からしたら「何考えてんの?バカじゃないの?」と言われてしまう部類のモノです。

私はオープンマリッジの有益さを語ることができます。この考え方のおかげで、セックスレスの悩みから解放されました。あなたもオープンマリッジの魅力を感じてはいると思います。

ただ、その魅力や有益さを奥さんに伝えられるかとなると別問題です。オープンマリッジの提案をする前には、「セックスレスの苦しみ」を奥さんに伝える必要があります。しかも、あなた1人でそれをやり遂げねばなりません…。

そのためにはまず、セックスレスの辛い想いや、オープンマリッジのメリットや憧れなどを文字にしてみましょう。声に出してみましょう。

やっていることは前回紹介した「自分の欲求を確かめる」と同じです。しかし、今回やるべきことは「奥さんに伝えてもいい情報」をまとめる必要があります。

前回書いたものは「あなたが1人で見るためのメモ」です。書いた内容によっては
・さすがに恥ずかしくて誰にも言えない内容だ…
・この体験は元カノとの想い出だから奥さんには言えない
・この性癖については奥さんには内緒にしておきたい
など、「言いたくないこと、あえて奥さんに伝えない方がいいこと」も混在していると思います。

奥さんにさらけ出していい話、とはいえコレは内緒の話…など、それをまずは線引きしてみましょう。

そして、書き出した文章を見ながらでいいので、あなたの想いを可能な限り言語化してください。

マッチングアプリを使って、奥さん以外の女性とデートすることができたあなたなら、きっとできるはずです。

ぶっつけ本番はリスクが高いです。必ず気持ちの整理を文字や声にしてみてください。

奥さんにセックスレスの辛さとともに、オープンマリッジの概要を伝える

奥さんに伝える際に、まず重要なのが「タイミング」です。まずはこのパターンを紹介します。

①レスについて話し合いがしたい と前もって伝えておく
②セックスを断られた時にいきなり提案する
③手紙やメールなどで伝える

順番に説明していきます。

①レスについて話し合いがしたい と前もって伝えておく

「セックスはしたくない、無理。」と言うものの、とりあえずあなたの話をちゃんと聞いてくれる奥さんなら、落ち着いて話をするのがよいです。

オープンマリッジという考え方は世間一般からしたら「なかなかブッ飛んでる」発想です。勢いに任せて伝えてしまうと「レスが辛いから、とにかくセックスしたいから旦那が狂ってしまった…」という風に解釈され、「旦那の気持ちをなだめるために、とりあえず話を合わせておこう…」と思われてしまう可能性があります。

そうならないように、「落ち着いて考えたよ。冷静になって何度も考えた。その結果がコレなんだ。」と、落ち着いて自分の気持ちを伝える必要があります。

そのために、事前に「今日の夜にちょっと話がしたいんだけどいい?」「週末に時間とれる?」など、話し合いの予約をしましょう。そうすることにより、相手にも心の準備をしてもらえる、あなた自身も気持ちを落ち着けて話せるというメリットがあります。

②セックスを断られた時にいきなり提案する

・ウチの妻は全然話し合いに応じてくれない
・そもそも俺の話を聞く気がない

という奥さんが相手の場合、残念ながら「週末に落ち着いて話そう」なんて提案をしてもスルーされるだけでしょう。

その場合、多少強引な手段になりますが、「セックスに誘う」→「奥さんに断られる」→「我慢の限界なので、オープンマリッジの関係を受け入れてくれ」と提案するのがいいでしょう。

あなたも長年のレスられさんだと思います。今まで何度もセックスを断られてきているハズなので、「セックスに誘う」という行動そのものがとても苦行と感じていると思います。

ですが、このままでは奥さんに「こんなに苦しんでいるんだ」という事すら伝わらないんです。なので、勇気を持ってもう一度セックスに誘ってみてください。断られるのが前提でいいんです。

そして、「そんな気にならない。誘ってこないで」と奥さんに言われたら「色々と我慢してきたけど、もう限界。それなら別の女性とセックスしても文句言わないでくれ」とカウンターを打ちにいきましょう。

提案のタイミングは①と異なり、突発的に見えます。ですが、提案する内容は①と全く同じです。

「ちゃんと落ち着いて考えた結論だ。離婚はしたくない。でも、離婚を考えているほど辛いんだ。子どものためにも離婚はしたくない。それなら、外でセックスしてきても文句は言わないでくれ。」

という気持ちを、淡々と伝えるのがベストです。間違っても激怒して相手を責め立てちゃダメです。

③手紙やメールなどで伝える

・本当にレス期間が長くて、セックスに誘うタイミングもない
・口下手で上手に妻に説明する自信がない

という方は、気持ちを文字にするのがよいかと思います。

ただし、デメリットもまぁまぁありますので、要注意です。それについては後述します。

私を含む、大多数の「レスられ夫」が奥さんにセックスレスの辛さを打ち明けるのには勇気が要ります。

しかも、多くの場合は「たかがレスごときで…面倒だなぁ…」という冷めた目で見られてしまう場合がほとんどです(ここで改心してくれるような妻なら、そもそもレスになっていないワケです…)

「レスの辛さを伝えようとする」→「妻に一蹴される」→「我慢の日々が続く」
「レスの辛さを伝えようとする」→「妻に一蹴される」→「我慢の日々が続く」→無限ループ…

という無限ループを繰り返していくと、もはやあなたの言葉に重みはありません。

言葉に重みがないのなら、文字にするしかありません。

文字…というか手紙やメールのいい所は「こちらの言いたい事を一方的に伝えられる」点です。

あなたがどんなに口下手でも、奥さんに軽んじられていても、手紙を使えば「とりあえず最後までこちらの主張が聞いてもらえる」わけです。

書いた手紙やメールをそもそも読まないような人が相手なら、話し合いの余地はありません。どう頑張っても関係修復は無理です。セックスレスがどうこうの次元ではなく、もう離婚した方がいいです。

このブログ記事の冒頭「自分の行いを自信を持って語れるようにする。」でも紹介しましたが
・セックスレスが辛くて仕事に支障が出ている
・離婚を考えるくらい辛い
・でも離婚はしたくない。妻の事も子どもの事も大切に思ってる
・奥さんがセックスするのが辛いのなら、無理強いもしたくない。
・あなた(奥さん)がセックスしたくないのなら、他の女性とセックスすることを許してほしい

など、正直な気持ちを書いて、ストレートに伝えるのがいいかなと思います。

文字にする場合、手書きの文字にするのと、メールやLINEなどを使う…と2パターンあります。

・手紙が相手の手元に残る(自然と何回か目にしてしまう)
・真剣さが伝わる(手書きならではの伝わるものがある)

という意味では手紙の方がオススメかなぁと思います。

手紙やメールのデメリット

①、②の方法はあくまで「対面で想いを伝える」という方法でした。

③手紙やメールの方法だと「口下手な人でも主張しやすい」「真剣さが伝わる」というメリットがある一方で、こんなデメリットがあります。

・誤解されるリスクが上がる
・「証拠」として相手の手元に残る
・期限を設けないとスルーされる

リスクとその対策方法を紹介していきます

・誤解されるリスクが上がる

対面で想いを伝えるのに比べ、手紙は勘違いや誤解が起きやすいものです。

対面だったら「あ、ちゃんと想いが伝わってないな、勘違いしてるなぁ」と思った時点で「俺の言い方が分かりにくかったみたいだけど、正しくはこういう意味だからね」とフォローすることができます。しかし、手紙の場合はそれができません。

せっかくあなたが想いを込めた手紙も、正しく想いが伝わらないと奥さんも本気で考えてくれません。また、現時点で何も悪いことをしていないのに文章が抽象的すぎると「よく分からないけど、浮気をしてるんじゃないか?」と不要に疑われたり、心配される可能性もあります。

対策としては
通常のLINEやメールより「主語」に気を付ける
(「誰が」の部分が勘違いされると、悲惨な勘違いになりやすい…)
他にも、文章や手紙を書く際の基本的なポイントはしっかりおさえておきましょう。

・抽象的な表現を避ける
現時点で不倫をしていないなら明確に「不倫はしていない」と書いておきましょう。
「不倫をしているのか?」という疑いを持たれたままで手紙を読まれるのを防げば、あなたの気持ちも伝わりやすくなります。

他にもポエム的な「罪」「罰」「夢」「未来」とか、分かりにくい言葉はなるべく避けて「具体的な方法」「具体的に何が辛いのか」などを書くようにしましょう。

・「証拠」として相手の手元に残る

手紙やメールは、渡してしまうと相手のものになります。渡した後で「ごめん、書き間違えたから訂正します」「気持ちが変わったから文面を変更させて」という理屈は通じません。

今後、何かトラブルやケンカが起こった際に、奥さんは「書いてある内容」をベースにあなたを追求することができます。特に、年数が経過してからの手紙はヤバいです。

口頭でのやりとりなら「10年前にああ言ってたでしょ!」「そんなこと覚えてない!言ってない!」と言いはることができますが、「この手紙に書いてあるでしょ!!」と証拠のように見せられてしまえば、その手紙の内容を軸に奥さんの主張を聞く必要があります。

あなたとしては「過去の話を持ち出すなよ…」こういった主張がしたくなることもあるでしょう。しかし

・手紙を書いた時点とは気持ちが変わった
・解釈によってはあなたが悪い事をしたような表現がある
・過去の懺悔などが書かれている

などの場合、「あなたが過去に書いた文章だから」という理由で奥さんの武器となり、あなたが攻撃を受ける可能性があります。

対策としては

・他人に見られてヤバい事実は書かない
・話の焦点をセックスレスだけ、家族だけに集中させる

です。

この手紙の要点は「セックスレスの辛さを伝える」「オープンマリッジの提案をする」ことです。

話を展開するための寄り道として、あなたと奥さんの想い出話や、子どもさんとのエピソードが登場することはあるかもしれませんが、過去の懺悔をしたり、奥さんへの不満をダラダラとかきつづる必要はありません。

もしかしたら、奥さんは渡した手紙を友人や両親に見せるかもしれません。その時に、第三者に見てもらって、「旦那さんのいう事も最もだよね」と言ってもらえる文章や内容にしておくべきです。間違っても「うわ…この旦那過去にひどいことやってるな…」という懺悔や、「奥さんのここが不満、ここが最低…」という悪口のオンパレードにしたものを書くのはやめましょう。


・期限を設けないとスルーされる

手紙やメールは、「一方的にこちらの気持ちを伝えられる」というのがメリットです。しかし、受け取った奥さんが「手紙をもらったんだから、丁寧に返事を書かなくちゃ…」と思ってくれるワケではありません。

手紙の最後には「具体的に期限を設けたお願い」を書きましょう。

・明日の夜に話をしよう
・週末土曜の子どもがいない時間に考えを聞かせてほしい
など、具体的な日時を書いておくのがオススメです。

「週末までに…」「近いうちに…」と、あいまいにしてしまうと「日程がなかなか決まらず、ダラダラしてしまう」という可能性があります。先にこちらからズバっと日程を提示して、了承を取る。もし都合が悪いのなら「じゃあ●●日に変更しよう」と具体的な代替案を出す。とにかく奥さんにユルっと逃げられないように強気でいきましょう。

セックスレスそのものの話し合いは柔軟に対応する必要があるかもしれませんが、日程調整についてはバシっとリードして、スパっと決めちゃいましょう。

事前に婚外恋愛候補を見つけておくのが重要

さて、ここからは奥さんにオープンマリッジの提案をしていくわけですが、重要な「おさらい」です。

本気でオープンマリッジの関係を築きたいなら、奥さんと話し合いをする前に「いい人」を見付けておく必要があります。

前回の記事でも紹介しましたが、あなたは奥さんにナメられています。「うちのダンナはモテない。他の女に手を出す勇気なんかあるわけがない」と思われています。

だから、セックスレスに苦しんでいるあなたを放置できるんです。

ナメられた状態のまま「他の女性とセックスしてきてもいいか?」と聞いても「バカじゃないの?あんたに抱かれたいと思う女なんていると思ってんの?」と返答されて、ガッカリしてしまうのがオチです。下手したら、「俺の方が変な提案してスミマセンでした…」とか、何も悪い事をしていないのに、謝罪させられる可能性すらあります。

なので、事前に女性とデートしてきてください(詳しくは前回の記事を参照→https://another-life.info/open-marriage-get1/

そして、デートはしてきてもいいけど、セックスはしちゃダメです。

俺はセックスしようと思えば、別の人ともできる。でもあえてそれをやっていない。」という気持ちになれば、今までのあなたとは違います。いわば無敵の状態を作っておくのです。

そうすることにより、奥さんの方は初めてあなたの話を真剣に聞くようになります。

奥さんの性格によっては「アンタ、浮気してきたんでしょ!?だからこんな提案するんでしょ!?」と問い詰める人もいるかもしれません。でも、あなたはデートはしていてもセックスしていない。

デートした事実もあなたから言う必要はないです。今回のオープンマリッジの提案については重要な話ではありません。

万が一奥さんにデートの事がバレていても「女性とカフェには行ったが、別に性的な関係ではない」と主張すればOKです。本当に法律に触れるような事もしていないし、不倫をしているわけでもないんですから。

この無敵の状態で奥さんにオープンマリッジの提案をすれば、本気度が伝わります。

「あんたに抱かれたい女なんているワケないでしょ」と悪態を突かれた時に、「やってみないと分からない。挑戦してみてもいいんだね?」とカウンターを食らわせることができるようになるワケです。

無敵モードで奥さんと話し合いができるように、事前にマッチングアプリで女性とデートをしておきましょう!

予測される奥さんの返答3パターンと、その対策

奥さんにオープンマリッジの提案をして、返ってくるパターンは3つです。

①オープンマリッジを受け入れる
②オープンマリッジに反対する
③あなたとのセックスに前向きになる

まずは①「オープンマリッジを受け入れる」場合。

そもそも奥さんに性欲がない。何か事情がありセックスに嫌悪感を抱いている。でも、あなたの辛さも理解できる(もしくはあなたに全く関心がない)場合、オープンマリッジの提案を受け入れてくれるでしょう。

あなたとしてはオープンマリッジの夢がかなう一方で「ここまでやっても、妻は俺とのセックスを拒むんだ…」という、喜びと悲しみが混在した気持ちを抱くと思います(私自身がそうでした)

そういった気持ちになるのは覚悟しておいた上で、淡々と話を進めていきましょう。嬉しさのあまり、ニヤけたりしたら今後の交渉に影響が出る場合もあります。嬉しさが勝ったとしても、ニヤつかないこと。

また、逆に悲壮感ただよう表情もやめておきましょう。奥さんからセックスを明確に強烈に拒否されたワケです。悲しかったり、虚しくなったりするかもしれません。

でも、ここで泣いたり悲しんだりしたら、奥さんに「ナメられる」だけです。「あー、コイツ、何だかんだで他の女とセックスする勇気ないわ」とバカにされるだけです。もし、悲しい気持ちになったとしても、それを表に出すのは少し我慢してください。

喜ぶわけでもなく、落ち込むわけでもなく、普段通りの表情で話をすすめる。もしくは真剣な表情で淡々と話を続けていきましょう。

2つ目のパターンは「オープンマリッジに反対する」です。

現実的にはこの可能性がいちばん高いかなと思います。

・社会的に見てリスクが高い
・子どもに説明ができるのか
・両親、義両親に説明できるのか
・相手女性が妊娠するリスク
・裁判沙汰になったらどうする

などなど、あなたを責め立てる言葉はいくらでも思いつくでしょう。

それに対してあなたがやるべきことはシンプル。事前に考えておいた「セックスレスに対する想い」を奥さんに丁寧に伝えるだけです。(この記事の最初に紹介した「奥さんに見せてもいい内容」をもとに話をしてください)

例えば先ほど紹介した「子どもに説明できるのか?」と言われたら、私ならこう答えます。

「説明した方がいいなら俺から説明する。食欲や睡眠欲と同じく、性欲も人間にとって大切な要素だよね?俺は離婚を考えるほど辛い。でも、家族4人はなればなれにはなりたくない。だから、子どもに説明が必要なら性欲の話もする。年齢的に子どもにはまだ早いと君(奥さん)が判断するなら、あえて説明はしないけど。どうする?」

「子どももだいぶ大きくなってきているから、俺と君がなんとなくギクシャクしていることにも気付いていると思う。その理由はセックスレスが大きく関係していると思うんだ。セックスを外でしてくるようになれば、全てが解決するとは思わないけど、今よりかはいい関係になれるんじゃないかと思っている。場合によっては、君の方も俺以外の男性とセックスしてきても俺は文句を言わない。お互い、セックスを他の人とすることによってギクシャクしないようになるなら、それは1つの解決法だと思う。子どもにとってもそれがいいと思う。恥ずかしい事をしているつもりはないよ。」

言葉を選びつつ、相手にイヤな想いをさせないように配慮は必要ですが、これくらい即答できるようにしておきましょう。

考え方のポイントとしては、

・離婚を考えるほど辛い
・他にこの欲求不満を解消する方法があるなら、本当に教えてほしい
・どうすればいいか分からないから、今この話をしている

という感じで、奥さんも一緒になって考えてほしいというスタンスで臨みましょう。一方的にあなたの考え方を押し付けるのはNGです。そして、「オープンマリッジを選択するのが今はベストだね」という結論になれば、あなたの望んだ展開に持ち込めます。

もし、奥さんが答えを先延ばしにするようなら「俺はセックスレスで3年耐えてる。でも、浮気は今までしてない」「だからこそ、いったん答えを出したいと思ってる。次の週末までにはどうするか決断してほしい」など、自分が今まで頑張ってきたことや、その辛さを伝えた上で、今後どうするか…を決める期限をキッチリ決めましょう。

また、ここまであなたが真剣になっているのに、全然相手にしてくれないのなら、離婚を真剣に考えましょう。子どもになるべく悪影響を与えたくない…という気持ちは分かりますが、「お前たちの事を思って父さん母さんは今までずっと我慢してきたんだよ。仮面夫婦を演じてきたんだよ」という事実は、逆に子どものためになりません。

家庭内別居、別居、離婚はしたけどお互い行き来可能、など、選択肢はいくらでもあります。親と子の関係はキープしたまま、離婚して堂々とセックスしましょう。

③あなたとのセックスに前向きになる

可能性は薄いですが、紹介しておきます。

さんざんあなたをレスっていた奥さんですが、「旦那が本気で私以外の女性とセックスしちゃうの…?」と真剣に想像した場合、あなたのことをポジティブに見直す場合もあるでしょう。

・定年後に離婚を言い出されるかも
・今まで受け身だった旦那がここまで強気に出てドキドキしてる…
・今まで言わなかったけど、こういうセックスはイヤだ。でも、こういうセックスならしてもいい。
・セックスレスってそんなに辛いの?想像もしてなかった…

などなど、「コレでダメなら離婚も覚悟している」というあなたの気持ちを伝えることにより「セックスレスってそこまで辛かったんだ…申し訳なかったな。ちゃんとセックスに前向きに取り組もう」という気持ちになってくれる可能性もゼロではありません。

だからこそ、コッソリ浮気をするのではなく、オープンマリッジの提案をしてほしいと私は考えるのです。

ちゃんと婚外恋愛の候補となる女性を見つけておき、でも不倫はせずに奥さんと全力で交渉にのぞむ。そこまでの真剣さが伝わることにより、諦めていた奥さんとのセックスが手に入る可能性もゼロではありません。

ただし、この③を最初から期待するのはやめておきましょう。実際、我が家の場合は、セックスレスの辛さを妻に伝えていたら「外でしてきてほしい」と先に妻に言われてしまいました。現実はそんなものです…。

「あなたに魅力を感じなくなった」という理由でレスられているのなら、強気の態度がいい展開を産む可能性はあります。しかし「奥さんにそもそも性欲がない」という場合、セックスを受け入れてくれることは無理でしょう。

「③あなたとのセックスに前向きになる」は、よほどの偶然が重ならないと起こりえないパターン…ということは覚えておいてください

契約書を書いておくべきか?

さて、夫婦で色々悩んだと思いますが、「オープンマリッジの関係になりましょう」と奥さんが受け入れてくれたなら、「契約書は書いておくべきか?」という疑問が生じると思います。

私の結論は「書いてておいた方がよい」です。

奥さんからすると「離婚届けを書かされる」ような気分でしょう。あなた自身も「契約書だなんて…申し訳ないような事をさせてしまう…」と感じるかもしれません。

でも、お互い最低限のルールの確認はオープンマリッジには絶対必須です。

口約束だけでお互いOKしていたら、半年経ち、一年経ったとき、「話し合いの時に私はこう言ったのに!」「そんな話聞いてないよ」なんてことは容易に起こりえます。最悪、「夫は不倫していた!私は婚外恋愛を認めていない!」と大前提から間違った主張をされたら勝ち目はありません。

ですから、最低限「オープンマリッジ」とか「婚外恋愛」など、「外でセックスしてきても不倫としてみなしませんよ」というものだけは文字にしておきましょう。

もし、奥さんが「アレはいいけど、コレはダメ」とか、要望が多いようでしたら、それを加えてもいいと思います。

子どもにテレビゲームやスマホを買ってあげた時「こういうルールで遊ぼうね」と我が家での時間や使い方などを教えてあげるのと一緒です。

例えば
・妻や子どもがいる時に女性と電話やメールをしない
・外泊は認めない。何時までには帰る
・婚外相手と会う時は報告してほしい/してほしくない

などなど。奥さんとあなたしか分からないOKのライン、NGのラインがあるはずです。あらかじめ予想されるもめ事は、契約書によって回避できるはず。上手にルールを作りましょう。

ちなみに、私自身の場合は書類をかわしていません。今思うとかわしておけばよかったな…と思うのですが、妻があまりにもサバサバしている性格な上、「外でしてきてほしい」とズバっと向こうから言ってきたので、後でネチネチ言ってくる可能性が低いのと、スマホのチェックとかをするタイプの人間でないので、まぁ大丈夫かなと思っています。

それでも、人間心変わりするので、やはり書面に残しておいた方が安心だよね、とも思います。

書面の内容はキッチリしすぎない

それと、契約書の内容はキッチリしすぎないこと。

「妻以外の女性とセックスしてきますけど、不倫にはあたりませんからね。離婚理由にはできませんよ」という内容が一番重要なわけです。

奥さんを理詰めで納得させようとしたり、細かく細かくルールを決めてから婚外恋愛をしようとすると、奥さんもイヤになるでしょう。

めちゃくちゃ簡素にするなら「お互いのことに干渉しない。」だけでOKです。

大事なルール3つ、とか、決まり事5つくらいの気持ちで文書を作ってください。

もしもキッチリしたいなら弁護士を探しておく

あなたの奥さんが後になってネチネチ言いそうなタイプなら、契約書作成を弁護士さんに手伝ってもらいましょう。

オープンマリッジ 弁護士

で検索すると、そういった書類作成をした経験のある弁護士さんがまぁまぁ見つかります。

とりあえず電話やメールをしてみて、実際に書類を作成したことのある人に相談してみましょう。近所だったらラッキー、遠方だった場合はどうすればいいか、とか紹介してくれる人はいないか、とか聞けばOKです。

内容は簡素にするか、綿密にするかは別として「弁護士に間に入って書類を作ってもらう」ことにより、書類としての重みが増します。

話し合いの内容を遵守する。

色々とお疲れ様でした。そしておめでとうございます。

オープンマリッジの提案を受け入れてもらい、あなたは奥さん公認で他の女性とセックスすることができるようになりました。

ただ、奥さんとの約束やルールは必ず守ってください。

オープンマリッジというのは「何をしても許される」関係ではありません。夫婦で決めたルールを守りながらお互いの関係を束縛しない…というものなので、ルールを無視したらそれは不倫になってしまいます。

ルールの修正は無いのがベストです。でも、「コレは後で絶対に妻とトラブる…ルールの修正が必要だ…」と思ったら、上手にそれを伝えるのも大事じゃないかな、と思います。

さいごに 私からあなたに伝えたいこと

かなりの長文になってしまいましたが、この記事を最後まで読んでくださったあなたへ。

こんな記事を最後まで読むということは、あなたは本当にセックスレスに苦しんでいるんだと思います

ブログの冒頭にいつも書いていますが、まずはあなた自身を労ってあげてください。

そして、「セックスしたい!!!」という気持ちは恥ずかしいことじゃないんですよ。人間として当然の欲望なんですよ。

欲求不満で辛さを抱えたまま「この辛さからいつになれば解放されるんだろう?」と先が見えないトンネルにいると思うと、本当に辛いと思います。

そこまで辛いなら、まずは今までやってこなかった事にチャレンジしてみてください。

いきなり不倫をしろというわけではありません。

・SNSなどを使って、オープンマリッジについての意見を聞く
・マッチングアプリに登録して、自分と同じ境遇の異性をさがす
・筋トレなどで自分を磨く。男らしさをとりもどす

などなど、できることはたくさんあります。それを試していくうちにセックスレスの無限ループから抜け出すヒントがきっと見つかるはずです。

昨日までと同じことをしているだけでは、決して新しいことは起こりません。

ぜひ、あなたのセックスレスが解消できるように、何か新しいアクションを起こしてみてください。

あなたの悩みが少しでも解消するように、心から祈っております。

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この記事を書いた人

自分のセックスレス体験談を書いたり、レスられる側の辛さを文字に起こしています。
私の妻との体験談はこちら
妻にセックスを期待してもダメなんだな、と思い知らされた出来事【セックス外注のきっかけ】

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